2021 年に梅毒患者数が急増し、2022 年にも増加傾向が続いており、最新の報告では今年 6月 25 日までで 7124 人に上ることが国立感染症研究所によって発表されました。




感染の急増原因の特定は難しいですが、一つの要因として性風俗業界を通じた感染が挙げられます。





性器クラミジア、淋病、性器ヘルペス、尖圭コンジローマの性感染症の中で、梅毒の増加が特に顕著で、全体的には微増が見られています。
20 代の若い女性患者の増加が目立ち、これは SNS などを通じた出会いの増加や不特定多数との性交渉が増えていることが考えられます。





梅毒は梅毒トレポネーマと呼ばれる細菌による性感染症であり、性的接触によって感染します。感染経路は普通の性器の接触だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスなど性的な接触全般に及び、一般の生活の中でも感染する可能性があります。感染した妊婦が
胎盤を介して胎児に感染すると、先天梅毒と呼ばれる深刻な症状が引き起こる可能性があり注意が必要です。





梅毒の感染を予防するためには、不特定多数との性交渉を避け、コンドームの使用が勧められます。感染の経過は第 1 期から第 4 期まで分けられ、早期に発見されればペニシリン系の抗菌薬が有効な治療法として利用されています。ただし、アレルギーがある場合は使
用できないため、医師の指導が必要です。





当院では、梅毒や性器クラミジア、淋病等の性感染症の検査、診断から治療まで保険診療でできますのでお気軽にご相談ください。








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