はしもと内科医師　脇田です。

 

10年、20年と喫煙している人は、

今更禁煙しても手遅れと思うかもしれませんが、

完全に間違っています。

 

肺がんのリスクは、5年の禁煙で約半分、

10年の禁煙で喫煙しない人と

ほぼ同程度の発症リスクまで下がります。

 

さらに、脳卒中、心筋梗塞の場合は、

5年の禁煙で、喫煙しない人と同程度まで下がります。

 

喫煙によって進行した動脈硬化も、

2年の禁煙でかなり改善します。

つまり、10年禁煙すると、今までのタバコの健康への

悪い効果を帳消しにできるということです。

 

したがって、禁煙に手遅れはないのです。

しかし、なぜ禁煙は難しいのか。

 

それはニコチン依存症だからです。

 

脳からの「吸いたい」という猛烈や欲求を、

自分の意志だけで振り払う、我慢することは、

なかなかできません。

 

そこで、禁煙を成功させるには、

禁煙外来をお勧めします。

 

禁煙外来で処方されるチャンピックスは、

集中力低下やイライラ、眠気等の禁断症状を軽減するとともに、

タバコを吸いたいという強烈な喫煙欲求の気持ちを

抑える効果もあります。

 

約8割が治療終了時点で4週間以上の禁煙に成功し、

約5割が治療終了後9ヶ月間の継続禁煙に成功しています。

 

はしもと内科の禁煙外来では、

薬がもらえるだけではなく、

医師・看護師などの応援者がいて、

励まし、サポートさせてもらいます。

 

以前、禁煙外来最終日、先生と看護師さんの

励ましがあったから、うまくいったという

患者さんがおられました。

 

他院の禁煙外来で

うまくいかなかった患者さんも、

はしもと内科でスムーズに禁煙できておりますので、

是非受診してください。

 

参考文献

頑張らずにスッパリやめられる禁煙　川井治之　サンマーク出版 **********************************************

医療法人社団明徳会 はしもと内科

総合内科専門医・神経内科専門医

医師　脇田 賢治(医学博士、予備自衛官 予備3佐)

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