はしもと内科医師 脇田です。
今回は大変好評を頂いている、
ベルト電極式骨格筋電気刺激法(B-SES:ビーセス)のご紹介です。
B-SES(ビーセス)とは、下肢のすべての筋肉を動かす、
全く新しい電気刺激療法です。
全てが電極となっているベルトを両脚の周囲に巻きつけることで、
電気が筒状になって下肢全体に流れます。
また、電極の面積が大きいため、電位が分散され、
痛みを感じずに強い筋収縮を行えます。
更に、体内の70%の筋肉を占めている下肢全てを動かすことで、
エネルギー消費を高め、効果的な運動の代用にもなります。
B-SES(ビーセス)は、有酸素運動から筋トレの高い運動負荷まで、
症例に合わせた運動をベッド上で安全に実施することができます。
よい適応としては、
①脳卒中や神経難病,認知症による麻痺や寝たきりのため、
すでに筋力が低下した患者さんの運動
②強い痛み、意識障害があり筋収縮が行いにくい患者さんの運動
③骨折、脊柱菅狭窄症など整形外科疾患のため、立ったり、
歩いたりできない患者さんの運動
さらに、京都大学の森谷先生の研究をご紹介します。
高齢者(要支援、要介護)41名を対象にB-SES(ビーセス)と
栄養介入の効果を検討されました。
電気刺激+栄養補助食品介入群では筋横断面積及び膝伸展筋力の
有意な増加が認められ、中高齢者23名を対象に筋電気刺激介入群では
脳由来神経栄養因子(BDNF)の減少が緩和されました。
これらに結果から、フレイルの改善と寝たきり予防にも
効果がみられるものと思われます。
しびれ、いたみ、麻痺、認知症などで
積極的に自分ではリハビリ運動できない方も、
ベッド上で安全にベルト電極式骨格筋電気刺激法(B-SES:ビーセス)を
用いることで運動が可能です。
他院のリハビリ施設でうまくいかなかった患者さんも
是非はしもと内科で、ベルト電極式骨格筋電気刺激法(B-SES:ビーセス)を
お試しください。
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はしもと内科 岩地本院
tel:058-245-5641
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医療法人社団明徳会 はしもと内科
総合内科専門医・神経内科専門医
医師 脇田 賢治(医学博士、予備自衛官 予備3佐)
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