こんにちは!はしもと内科 統括院長の川瀬です。
心筋梗塞の予防 その① 「バランスの良い食事を心がける」
私たちの健康を支える食事は、心臓や血管の健康にも大きな影響を与えます。特に心筋梗塞の予防には、毎日の食事が重要な鍵を握っています。ここでは、バランスの取れた食生活を心がけるためのポイントをお伝えします。
- 1.野菜と果物をたっぷり摂る
野菜や果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。これらは、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール(LDL)の減少や、血圧を安定させる効果が期待できます。
おすすめの食材:ほうれん草、ブロッコリー、トマト、ニンジン、りんご、ベリー類
ポイント:1日5〜7皿分(350g以上)を目標に、カラフルな野菜と果物を取り入れましょう。
- 2.良質な脂肪を選ぶ
脂肪の種類によっては、心臓の健康に良い影響を与えます。特にオメガ3脂肪酸や不飽和脂肪酸は、血管を保護し、心筋梗塞のリスクを下げるのに役立ちます。
おすすめの食材:青魚(サバ、サンマ、イワシ)、アボカド、ナッツ類(アーモンド、クルミ)、オリーブオイル
避けたいもの:トランス脂肪酸(加工食品やマーガリンなどに含まれる)、飽和脂肪酸(脂身の多い肉やバター)
- 3.塩分を控える
過剰な塩分摂取は高血圧の原因となり、それが心筋梗塞につながることも。薄味に慣れることで、心臓への負担を減らすことができます。
工夫ポイント:塩分の代わりにレモン汁やハーブ、香辛料を使って風味をアップ。
目標量:1日6g未満(小さじ1杯程度)を目安に。
- 4.食物繊維を積極的に摂取
食物繊維はコレステロールの吸収を抑える働きがあります。特に水溶性食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。
おすすめの食材:玄米、オートミール、大豆製品(納豆、豆腐)、海藻類
工夫例:主食を白米から玄米や雑穀米に置き換える、スープにわかめやきのこを加える。
- 5.適切なたんぱく質を選ぶ
たんぱく質は筋肉や体の修復に必要ですが、脂質が多い肉を避け、健康的なたんぱく質を選ぶことがポイントです。
おすすめの食材:鶏むね肉、豆類、魚、大豆製品
ポイント:揚げるよりも、蒸す・焼く・煮るなどの調理方法でヘルシーに仕上げましょう。
- 6.甘いものや加工食品は控えめに
砂糖の多い食品や加工食品には、心臓に負担をかける脂肪や塩分が含まれています。完全に避ける必要はありませんが、適量を心がけましょう。
例:お菓子を毎日ではなく週末の楽しみにする、清涼飲料水を水やお茶に置き換える。
まとめ:食事を通じて健康な心臓を守りましょう!
心筋梗塞の予防には、「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」も大切です。適量を守りながら、さまざまな食品をバランスよく摂取することで、健康的な食生活を実現しましょう。毎日の小さな選択が、大きな健康につながります。今日からできることを始めてみませんか?
あなたの健康な未来を応援しています!