こんにちは
はしもと内科医師 脇田です。
笑う門には福来たるは、脳科学的にも正しいです。
つまり、いつも笑っている人は長生きし、
いつも怒っている人は早死にしやすいということです。
山形大学の2万人の健診データをもとにした、
笑う頻度と死亡、病気のリスクを分析した研究によると、
ほとんど笑わない人は、よく笑う人に比べて死亡率が約2倍高く、
脳卒中や心血管疾患の発症率も高い結果でした。
笑うことで、ドーパミン、セロトニン、オキシトシンなどの
心と身体に良い脳内物質が分泌され、
コルチゾール(ストレスホルモン)は抑制されます。
また、笑うことで、
①身体の健康として、免疫力が活性化し、
血圧が低下し寿命が伸びます。
②心の健康として、リラックス効果、
ストレス軽減効果があります。
③脳のパフォーマンスは、注意力、集中力、記憶力が上がります。
④社会生活として、第一印象が良くなり、
ビジネスもうまくいき、人間関係が向上します。
さらに笑顔の効果は、心から楽しくなくても、
つくり笑顔でも、ほぼ同等の効果が
得られることがわかっています。
ドイツのオットー・フォン・ゲーリケ大学の研究で、
割り箸を横にくわえて口角を上げるだけで、
ドーパミン神経の活性化が認められました。
まずは、つくり笑顔でも良いので、
笑顔のトレーニングをする。
続けていくうちに、普段の生活でも
自然に笑顔が出せるようになってきます。
「はしもと内科に行くとなんだか調子良くなるんだよね」
そういうクリニックを目指して、スタッフ一同、
満面の笑みでお待ちしております。
参考文献
山形県コホート研究 山形大学医学部 メディカルサイエンス推進研究所
脳には妙なクセがある 池谷 裕二 扶桑社
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医療法人社団明徳会 はしもと内科
総合内科専門医・神経内科専門医
医師 脇田 賢治(医学博士、予備自衛官 予備3佐)
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