はしもと内科医師 脇田です。
運動は疲労回復に、絶大な効果があります。
疲れているときこそ、運動すべきです。
最近では、積極的休養と呼ばれます。
積極的休養とは、その名の通り積極的に体を動かすことによって
疲労回復効果を高める方法です。
消極的休養とは、体を動かさずに休息する方法で、
ごろ寝、家で横たわるなどの方法です。
「体を動かすと、さらに疲れるのでは」と思う人がいるかもしれませんが、
運動で体を動かすと、血行がよくなって疲労物質の排出が促され、
疲労回復の効果が高まるのです。
実際、運動やデスクワークをしたあと、
積極的休養(運動)と消極的休養(横たわる)にわけて
疲労物質である血中乳酸量を20分後に測定したところ、
消極的休養群では、20-30%の回復だったのに対し、
積極的休養群では70-80%もの回復が認められました。
また、プロアスリートも試合翌日を完全休養とはせず、
軽い運動・練習(積極的休養)をとり入れ、
その翌日に完全休養をすることも少なくありません。
運動することで、疲労回復効果のある成長ホルモンが分泌され、
睡眠が深まり、血流改善により乳酸(疲労物質)が押し流され、
ストレスホルモン(コルチゾール)が低下し
ストレス発散されるので、疲れがとれます。
疲れた人ほど運動です。
疲れているから運動しないではなく、
疲れた人ほど運動することで、
その日の疲れを完全回復することができるのです。
はしもと内科のフィットネスセンターでは、
健康増進、病気の予防・改善、体力づくり、理学療法などを目的として、
医学的な要素を取り入れたメディカルフィットネスセンターです。
是非ご利用ご考慮ください。
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参考文献
ボディワイズ・ノート ボディワークテクニック研究室
http://bodywork.s73.xrea.com/hhpp/kuyou.html
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医療法人社団明徳会 はしもと内科
総合内科専門医・神経内科専門医
医師 脇田 賢治(医学博士、予備自衛官 予備3佐)
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