こんにちは、はしもと内科 医師の脇田です。
今回は、やる気スイッチのお話です。
はしもと内科には学生やそのご家族も多く受診されます。
中には、なかなか勉強がスタートできなくて困っているというご相談も受けます。
実は、「やる気」が出てから勉強を始めようと思っていると、
いつまで経っても「やる気」はでないものです。
もし、勉強を瞬時に始める方法があるなら、ものすごくはかどるに違いまりません。
そんな夢のような方法が・・・・・あります。
それは、とにかく、まず始めることです。
精神科医のクレペリン先生は、作業を始めると、
だんだん気分が盛り上がってやる気が出てくることを、「作業興奮」と呼びました。
この作業興奮がやる気スイッチのことなのです。
作業興奮は、脳の側坐核という部位にあります。脳のほぼ真ん中あたりに左右対称に存在します。
この側坐核が神経細胞が活動すると、海馬や前頭前野に信号を送り、「やる気」が出ます。
しかし、側坐核の神経細胞はある程度の強さの刺激がないと活動しません。
その必要時間はたった5分間です。
したがって、脳科学的には、
まずは机の前に5分間、座って簡単な勉強(計算や漢字、英単語など)からスタートする。
そうすれば、やる気スイッチがオンになります。
これは、勉強だけではなく、お仕事にも応用可能ですので、 お疲れ気味のサラリーマンも、
車のエンジンを暖めるつもりで、 5分間、軽い作業から開始すると その後、集中していい仕事ができますよ。
はしもと内科では、学生さんの受験うつ、イライラ、気分の落ち込み等のお悩みにも、
医学的、専門的アドバイスを行いますので、ご気軽に受診ください。
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医療法人社団明徳会 はしもと内科
総合内科専門医・神経内科専門医
医師 脇田 賢治(医学博士、予備自衛官 予備3佐)
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